おばあちゃんのnintendogs日記

ヤフーブログから引っ越してきました。

2011-01-01から1年間の記事一覧

おせち料理

12月に入ってから、 母が頻繁に聞いてくることがある。 :おせち料理、食べたい? 母が、こう聞いてくる時は、 大概、作るのが面倒になっている時だ。 :今年はもう止めようと思うんだけど。 こちらも、毎年、手伝いに行っているのだが、 手伝いが到着する…

宝探し

伯母は、よく物を失くす。 探し物をしている途中で、 何を探しているかを忘れて、 いつも母に電話で尋ねてくる。 先日、母も、お金が入った袋をなくして、 家の中を探したが見つからなかった。 これが伯母なら、夜中まで探し続けるところだが、 母は、早々に…

曽祖父と祖父のこと

父方の曽祖父は、釣り好きだった。 畑仕事は家人に任せて、 毎日釣り三昧の日々を送っていた。 腕前が良かったので、 美味しい魚のお土産を期待して、 家人もあまり咎めたりしなかった。 曽祖父には、子供がいなかった。 家はその辺りでは、古くからの地主だ…

マリオカート7

「ゼルダの伝説」の時よりも少し短い行列に並んで、 3DSの新作ソフト「マリオカート7」を買った。 前作のWii版マリオカートは、 その前のDS版ほどやり込まずに終わってしまった。 ハンドル操作は、結構楽しかったのだが、 茶の間のテレビでは、 遊…

ゼルダの伝説 スカイウォードソード

久しぶりに、発売日に行列してゲームを買った。 据え置きゲーム機では、久々に発売された新作のゼルダの伝説である。 前作「トワイライトプリンセス」をゲームキューブで遊んだ私には、 初めて遊ぶWiiのゼルダだが、 リモコンとヌンチャクの操作には、 他…

老後の楽しみ

ここ10年、風邪ひとつひかなかった息子が、 肺炎に罹って入院した。 母は、孫の容態や看病している私の体調を心配して、 毎日のように電話してくる。 感染るといけないので、 私も暫く母の所には行っていない。 夫の父親を介護していた頃は、 狭く感じた我…

スーパーマリオ 3Dランド

アクションゲームは苦手な私だが、 そういう人でもクリアできるように作られているという、 社長インタビューに乗せられて、 3DSの「スーパーマリオ」を買った。 試しに遊んでみると、 大きいマリオから始まるので、 ファミコン版のように、最初のクリボ…

色黒の理由

母が生まれて一週間も経たない頃、 すぐ上の兄が病気になった。 疫痢という伝染病で、隔離病棟に入院した。 祖母は、産後であることを隠して付き添った。 産後間もない身体で伝染病の隔離病棟に入ることは、 祖母の命をも危険に晒す行為であったし、 乳呑児…

懐かしい声

先日、母の家を訪ねると、 冷蔵庫に、 「ラジオを直してもらう」 と、私を名指しした張り紙がしてあった。 愛用のCDラジカセが鳴らなくなったそうだ。 確かに、ディスクは入っているのに、 ディスプレイの表示は 「NO DISK」 である。 母が、聞こえ…

祖母の話

私の祖母は、漁師の家に生まれた。 祖母が、未だ小さかった頃、 父親は海で死んだ。 大漁で港に戻る途中に、 船が転覆して亡くなったのだ。 父親がなくなった後、 母親は、祖母とその兄を残して、 他家に嫁いでいった。 残された兄妹は、 親類の家で育てられ…

回転寿司

まだ父が健在だった頃の話だから、 もう10年近く経つのだろうか。 母と姉が二人で回転寿司を食べに行った時のことだ。 二人とも、それまで一度も回転寿司の店に入ったことがなく、 一度食べてみたいと、 他の家族が、たまたま不在だった日に、 近所にでき…

待ち受け

母は、携帯電話の待ち受けを 秋川さんから向井さんに変えた。 家計簿の表紙にも、 いつの間にか向井さんが微笑んでいる。 待ち受けは、以前のは私が設定したのだが、 今回は、私が行くのを待ちきれず、 孫に頼んで設定してもらったそうだ。 母は、一番好きな…

笑えない話

父が病気で倒れる少し前、 母と二人で楽しみに見ていた「笑点」を見ても、 だんだん笑えなくなったそうだ。 伯母も、「笑点」を見て理解ができなくなってから、 急速に惚けが進んだ。 だから、母は、日ごろから、 :笑点を見て笑えるうちは大丈夫。 と、私た…

革靴

:昔、通学定期は2キロ以内では売ってもらえなかったんだよ。 先日の台風で帰宅困難になった姉の話をしていた時、 突然母が言い出した。 いつの時代の話かと思ったら、 :戦争中の話だけどね。 と、母。 母が通っていた女学校は、隣の駅に近かったので、 通…

写真集

今度の週末に墓参りを予定している母は、 しきりに天候を気にしている。 お墓のある菩提寺が、辺鄙なところにあるので、 天候次第では行けないこともあるからだ。 そんな折、母に買い物を頼まれた。 :向井理の写真集を買ってきて。 最近の母は、大河ドラマ…

探し物

先週、母の家を訪れると、 母は、珍しく探し物をしていた。 母は、滅多に物を失くさない。 昔、母が、部屋の中に財布を置き忘れて、 そのまま、置き場所を忘れてしまった時、 一緒に探してくれた父が、 冷蔵庫の上に置き忘れているのを見つけた。 母が、冗談…

旅の記憶

以前の母は、旅行をすると 帰って来てから、記録をつけていた。 泊まった旅館の名前や訪れた名所の名前も細かく記録されていて、 後で話題になった時に確認するのに便利だったそうだ。 しかし、ここ数年、その習慣をすっかり止めてしまった。 :なんだか面倒…

買い物

母や伯母に頼まれて買い物をすることがよくある。 足が弱くなり遠出できなくなった伯母は、 母経由で私に依頼してくる。 頼まれればすぐに買って届けるのだが、 この3月以降、困ったことになっている。 伯母の補聴器の電池を買いに行っていた雑居ビルが、 …

未送信

いつもはメールを使う母が、珍しく電話してきた。 メールを送ろうとしても、送れなくなったという。 未送信のメールが、溜まってしまって、 新しいメールを作成できないという、 エラーメッセージが出ているそうだ。 削除すればいいと教えたが、 やり方がわ…

避暑

うだるような暑さが続いているこの夏、 暑さをしのぐために母の家を訪れる回数が増えている。 子供たちの家では、節電の為に冷房をつけないが、 80を過ぎた母には、 熱中症を防ぐために冷房の使用を皆で勧め、 便乗して涼んでいるのである。 母も、一人で…

招かれざる客

しばらくゲームを我慢すると言っていた母は、 予想通り、数日で前言撤回した。 :習字の稽古してても面白くないもの。 そう言いながら遊ぶのは、 やはり「細菌撲滅」である。 :私は相当上手いと思うよ。 人の顔を見れば自慢する。 先日は、自分でも満足のい…

マリーのアトリエ

1997年6月、私はこのゲームの攻略に、ほぼ1ヶ月を費やしていた。 「マリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士~」は、 1997年5月にプレイステーションのソフトとして発売された。 王立魔術学院始まって以来の劣等生マリーを 5年間で、きちんと…

いつの間にテレビ

ニンテンドー3DSに 「いつの間にテレビ」が配信されてくるようになってから、 およそ1ヶ月が過ぎた。 始まった当初は、 豆柴のコマーシャルばかりが際立って、 何だか微妙だなと思ってみていたのだが、 すれ違いの散歩から帰ると、 いつの間にか受信して…

タクティクスオウガ

スーパーファミコン版を遊んだのは、1995年10月のことであった。 シミュレーションRPGのマップに高低差を持たせたことと、 ターン制ではなく、個々のユニットが素早い順に行動するシステムで、 視覚的にも異彩を放っていたが、 それよりも印象に残…

悔恨

最近読んだ本に、 戦地に赴いた戦争経験者の多くが歴史の舞台から消えようとしている といった内容のことが書かれていて、 7年前に亡くなった父のことを思い出した。 生前の父は、ことあるごとに、 特攻隊での戦争体験談やそれ以前の 裸足で野山を駆け回っ…

すごいへべれけ

「すごいへべれけ」は、 1994年3月にスーパーファミコンソフトとして発売されたが、 我が家にやってきたのは、翌年6月のことであった。 同じ年の1月に、「はしれへべれけ」という、 同じシリーズのソフトを買って、 息子がそれをとても気に入ったとい…

BUSHI 青龍伝 ~二人の勇者~

私が、このゲームで遊んだのは、1997年1月のことである。 パッケージには、古代神話RPGと書かれているが、 ストーリーを追いながら単調な戦闘を繰り返し経験値を貯めるという、 その当時巷に溢れていた一般的なRPGとは、 一味も二味も違う異色の…

自重

昨日は、父の日だったので、 亡父の好物だった草大福を買って、 母の家を訪ねた。 節電で薄暗くなった部屋の中で、 母は、秋川さんのCDを聞いていた。 ;座ってゲームばかりしていては、いけませんと、 何かのTVで言っていたから、 我慢しているの。 と…

母の節電

父が亡くなってから母は、 以前にも増して節電に励むようになっていた。 家電のコンセントは常に抜かれていて、 慣れない私は、手伝いをする度に、 電子レンジやトースターのコンセントはどれなのか、 聞かなければならなかった。 母は、節約したお金で、新…

スラップスティック

「スラップスティック」は、1994年7月に発売されたスーパーファミコンソフトである。 発明家の父を持つ主人公が、発明品や自作ロボットを駆使して、 町の平和を脅かす悪の組織「ハッカー」と戦う、 コミカルなRPGだ。 同じ年の4月には「ファイナル…