おばあちゃんのnintendogs日記

ヤフーブログから引っ越してきました。

2010-01-01から1年間の記事一覧

深呼吸

:早朝に窓を開けて50回深呼吸すると、 血管が丈夫になるのよ。 母が、そんなことを言い出したのは、 半年ほど前からである。 確か、その半年前には、 :黒米を食べ始めてからは、 毛細血管が切れなくなってきた。 と、話していたし、 更に、3年前に黒豆…

母と携帯電話

携帯電話を使った詐欺の話などをよく耳にするが、 母に関しては、その手の被害にあう心配は無いようである。 なにしろ、携帯電話に電話がかかって来ても、 母は、絶対に出ない。 初めのころなど、 それが私の姉からで、 携帯の小窓に姉の名前がしっかりと表…

母とお化け

母は、若い頃、お化けが苦手だった。 小さい頃から怖がりだったのを 住み込みで働いていた大工さんたちが、 面白がって脅かしたので、 余計に苦手になった。 まだ小学生だった母が、 夜中にお手洗いに行こうとすると、 階段の上から、かもじを頭に乗せて、 …

母の手料理

連絡はいつもメールの母が、 珍しく電話をしてきた。 :牡蠣で鍋物をしようと思うんだけど…。 母が、料理のレシピを私に聞くなどということは、 ついぞなかったので、驚いた。 新しい料理のレシピなら、 そんなことも幾度かはあったが、 牡蠣の寄せ鍋は、母…

古時計、復帰する

2年前の日記に、古時計の事を書いた。 父が亡くなって動かなくなったねじ巻き式の掛け時計を 仏壇の横に置いたら動き出したという話だ。 そのまま、2年ほど調子よく動き続けていたので、 先日、母の家の天井を塗り替えた際に、 試しに元の場所に掛けてみた…

父の年金

父が年金を貰いはじめる前の話だから、 今から20年以上前のことである。 几帳面な父は、自分で納めた年金保険料の記録を持って、 担当の役所を訪れた。 しかし、役所に保管されていた記録は、 父の記録とは一致せず、数年分の記録が消えていた。 父は、窓…

チケットを買いに

その日、母は、朝から血圧が高かった。 秋川さんのコンサートチケットが売り出される日だからだ。 いつもなら、姉がインターネットで購入するのだが、 チケットをネット販売しないコンサートだったので、 仕事で多忙な姉の代わりに、 母が、自分で窓口に出向…

母、漫画を読む

母は、漫画を読まない。 新聞に載っている4コマ漫画をたまに眺めるくらいである。 幼稚園児だった頃の私に「鉄腕アトム」を買ってくれた母だが、 自分では、全く読むことは無かった。 高校生になった私が、漫画家を目指すと言って、 毎日、漫画ばかり描いて…

黄金の太陽 漆黒なる夜明け

ニンテンドーDSの新作ソフト「黄金の太陽 漆黒なる夜明け」を買った。 2001年8月にGBAソフト「黄金の太陽 開かれし封印」 翌年6月にGBAソフト「黄金の太陽 失われし時代」が発売されて以来、 8年ぶりの続編である。 当時は、夢中になって繰り…

母のゲームライフ

近頃は、曾孫たちがDS本体を借りに来ることがなくなって、 毎日、ゆったりと脳トレする母である。 曾孫たちは、父親が購入したWiiで、 「マリオカート」を遊んでいるようで、 ハンドルもちゃんと2個あると、 先日会った折に、 自慢げに話していた。 母…

ちびの当番

まだ補聴器を作っていない母である。 隣町まで電車に乗って行くのが億劫なのだという。 顔を見て話せば、 口の動きでだいたいのことは伝わるが、 後ろから話しかけた時の聞き間違いは増えた。 先日も、チリの鉱山での救出劇が気になっていた姉が、 居間でテ…

渋皮煮

今年も母の所に親戚から立派な栗が送られて来た。 昨年同様、私が半分家に持ち帰って渋皮煮にして、 母の所に届けた。 料理は得意な母だが、 栗の皮むきだけは、面倒だと言ってやらない。 栗の鬼皮を剥こうとして 怪我をしたことがあるからかもしれない。 母…

思い出の欠片

母は、写真をアルバムに貼らない。 私が小さかった頃は、 こまめにアルバムに貼り付けていたが、 いつしか止めてしまった。 だから、最近の旅行の写真は、 バラバラのまま居間のテーブルに乗っている。 アルバムに張れば良いのにと母に言うと、 :アルバムに…

母と補聴器

父の耳が遠くなった時は、 早く補聴器を作れと父に勧めた母だが、 自分の耳が遠くなってきても、 なかなか自分の補聴器を作ろうとしない。 先日も、耳鼻科へ行って、 検査だけは受けてきたが、 お店に持っていく処方箋は、 まだ鞄に入れたままである。 :聞…

ポケットモンスター ホワイト

発売日に予約してあった最新作の「ポケットモンスター ホワイト」を ブラックとセットで買ってきた。 ブラックバージョンは、息子用である。 いつものパッケージが、 全く同じデザインの紙箱に入っている理由は何なのか、 観察してみると、 紙箱の底の部分に…

父との思い出

毎朝、仏壇に向かって御題目を唱えるのは、 父が亡くなってから母がずっと続けている日課である。 お経をを読むのではなく、 父の戒名をひたすら繰り返すのが、母の流儀である。 ぶつぶつと唱えながら、 ひと時、父との思い出に浸るのだという。 その日思い…

母の熱中症対策

この夏の暑さに、少々バテ気味の母である。 外は暑いからという理由で、 日課にしていた散歩も休んでいる。 例年はほとんど使用しなかったクーラーも、 設定温度29度にして毎日つけている。 水分補給も重要だと聞いて、 生まれて初めてポカリスエットも買…

世界一難しい?

先日、母の家を訪ねると、 母は、「世界一難しい数独」と銘打たれたパズルを持ち出してきた。 私の姉が、数独好きの母にと、 インターネットで見つけた記事をプリントアウトして届けたらしい。 フィンランドの数学者が3ヶ月かけて作ったといわれるその問題…

母の体操

先日、母の家に遊びに行った時、 冷蔵庫に見慣れぬチラシが貼ってあった。 寝たきりにならないための体操がいくつか紹介されているチラシだった。 どれも簡単なものだったが、 特に、片足立ちがすぐに出来そうだった。 片足を5センチほど床から上げて1分間…

夜明けのラスク

先日、母の家を訪ねる時、 デパートの催事場で見つけた「浅草ラスク」を買って行った。 母は、 :明日から温泉に行くのでちょうどいいわ。 と言って、それを旅行に携帯した。 姉夫婦の夏休みに合わせて、 孫の運転で、一緒に草津へ行ったのだ。 小さな温泉宿…

母の戦争体験談

8月15日が近づくと、 毎年、母は戦争体験を語ってくれる。 もう幾度と無く聞いている同じ話なのだが、 実話の重みとでも言うのだろうか、 その度に聞き入ってしまう。 体験談と言っても、 母は、戦争中もずっとこの町で暮らしていたので、 学校工場の話や…

母、LLに触る

息子が使っていたニンテンドーDSLiteが故障したのを機に、 私が使っていたDSiを息子に譲り、 新たに自分用のDSiLLを購入した。 DSLiteは勿論修理に出したが、 修理期間中も遊んでいたいヘビーユーザーな親子である。 購入したワインレッ…

ファイアーエムブレム 新・紋章の謎

ニンテンドーDSソフト「ファイアーエムブレム 新・紋章の謎」を遊んでみた。 このゲームは、1994年に発売されたSFC版を 新要素も加えつつリメイクしたものである。 短い時間でざっくりと遊べるノーマル、 元々のSFC版に近い難易度のハード、 そ…

隠れ家レストランで

先日、母の80歳の誕生日祝いで、 子供や孫・曾孫が集まって、 母を囲んで食事会をした。 郊外の住宅地に囲まれた隠れ家風のレストラン。 予約席のみの懐石フランス料理の店であった。 料理は美味しかったのだが、 普段から薄味に慣れている母には、 ピクル…

母、CDを聞く

先日、母から電話があった。 :秋川さんの新しいCDを買って来て。 というので、 駅ビルのCDショップで買って届けた。 最近、更に耳が遠くなった母は、 :あまり大きくかけるとご近所に迷惑だから、 あとでゆっくり聞くね。 と言ってCDを受け取った。 …

留守番のお供に

朝の散歩を日課にしている母だが、 先日、事情があって 家で留守番をしなければならなくなった。 手持ち無沙汰な時間を 脳トレの漢字の書き取りで潰していたら、 ついつい熱中してしまい、 夕方までやりつづけてしまったそうだ。 結果は、芳しくなかったよう…

ゴーストトリック

ニンテンドーDSの新作ゲーム、 「ゴーストトリック」を遊んでみた。 ジャンルは、ミステリーということだが、 序盤は、ストーリーを追うよりも、 次々と提示される仕掛けパズルを解くばかりで、 やや単調に進行する。 しかし、仕掛けパズルの攻略に慣れた…

お守り

姉が、以前、金山に行った時のお土産だと言って、 小さな梟(ふくろう)のお守りをくれた。 金山に行ったのは半年以上前のことで、 買ったものの長らく忘れて鞄に入れっぱなしだったらしい。 そこの金山で採れた金箔が入った透明な梟のマスコットは、 大きさ…

屋上庭園

姉は自宅の屋上で野草を育てている。 屋上なので、風が強く、 高山植物が良く育つらしい。 長年育てているせいか、 毎年決まって蟷螂が卵を産みつける木などがあり、 食物連鎖も観察できて、 小さなビオトープのようになっている。 姉は、害虫図鑑を片手に、…

母の心配事

近頃、伯母の体調がおもわしくなく、 食事を運ぶ母にも愚痴を言うことが多くなり、 相手をする母にも憂鬱が伝染してしまった。 このままでは、やっていけないと、 介護保険以外にも、 自費でヘルパーさんを雇って、 伯母の家に来てもらうことにした。 半月ほ…