母の熱中症対策

この夏の暑さに、少々バテ気味の母である。
外は暑いからという理由で、
日課にしていた散歩も休んでいる。

例年はほとんど使用しなかったクーラーも、
設定温度２９度にして毎日つけている。

水分補給も重要だと聞いて、
生まれて初めてポカリスエットも買ってみたそうだ。
でも、味に馴染めなかったらしく、
自分で砂糖と塩を入れたドリンクを作って毎日飲んでいる。
作り方が町内の回覧板で回ってきたらしいが、
試飲した孫たちは、一様に顔をしかめる。

母曰く、レシピどおりに作ったら甘すぎる気がしたので、
砂糖の量を３分の１ぐらいに減らしているのだそうだ。
私も味見をさせてもらったが、
薄い塩味の水という感じで、
これを母のように１日１リットルも飲むのは、
ちょっと遠慮したいと思った。

母の熱中症対策のもうひとつは、
スカーフの中に保冷剤を入れて首に巻くことである。
これは、かかりつけの医師にも太鼓判を押されたと、
得意気な母であった。

首の後ろを冷やすのは確かに気持ちが良いので、
これは、私も真似して時々やっている。
保冷剤がはみ出してしまうと冷たすぎるので、
大きめで、且つ薄すぎないものを使うのが良いようである。