隠れ家レストランで
先日、母の80歳の誕生日祝いで、
子供や孫・曾孫が集まって、
母を囲んで食事会をした。
郊外の住宅地に囲まれた隠れ家風のレストラン。
予約席のみの懐石フランス料理の店であった。
料理は美味しかったのだが、
普段から薄味に慣れている母には、
ピクルスの塩味がきつかったようで、
:味が濃いわねえ。
と、聞こえよがしに文句を言っていた。
母と一緒に外食をすると、
いつも、そのストレートな物言いに、
気の小さい私たちはハラハラする。
実際、怒り出す店主もいて、
母と出かける機会が多い姉などは、
一緒になって怒られることも一度や二度ではない。
今回のお店は、店主が温厚な人柄で、
母も最後には、
:とっても美味しかったわ。
と満足してくれたので、
店を予約した姉も胸をなでおろしたことだろう。
曾孫たちが、傘寿の祝いを「30の祝い」と勘違いして、
学校の先生に、
:おばあちゃんは30歳なんだよ。
と、話して不思議がられたというベタなエピソードも披露され、
祝いの会は、和やかに幕を閉じた。
子供や孫・曾孫が集まって、
母を囲んで食事会をした。
郊外の住宅地に囲まれた隠れ家風のレストラン。
予約席のみの懐石フランス料理の店であった。
料理は美味しかったのだが、
普段から薄味に慣れている母には、
ピクルスの塩味がきつかったようで、
:味が濃いわねえ。
と、聞こえよがしに文句を言っていた。
母と一緒に外食をすると、
いつも、そのストレートな物言いに、
気の小さい私たちはハラハラする。
実際、怒り出す店主もいて、
母と出かける機会が多い姉などは、
一緒になって怒られることも一度や二度ではない。
今回のお店は、店主が温厚な人柄で、
母も最後には、
:とっても美味しかったわ。
と満足してくれたので、
店を予約した姉も胸をなでおろしたことだろう。
曾孫たちが、傘寿の祝いを「30の祝い」と勘違いして、
学校の先生に、
:おばあちゃんは30歳なんだよ。
と、話して不思議がられたというベタなエピソードも披露され、
祝いの会は、和やかに幕を閉じた。