おばあちゃんのnintendogs日記

ヤフーブログから引っ越してきました。

BUSHI 青龍伝 ~二人の勇者~

イメージ 1

私が、このゲームで遊んだのは、1997年1月のことである。

パッケージには、古代神話RPGと書かれているが、
ストーリーを追いながら単調な戦闘を繰り返し経験値を貯めるという、
その当時巷に溢れていた一般的なRPGとは、
一味も二味も違う異色のゲームであった。

RPGの経験値稼ぎといえば、一般的に退屈で、
ある程度強くなったら無意識にボタンを連打しているだけでも勝てるのが常だったが、
このゲームの戦闘は、ターン制のパズルゲームになっていて、
いかに規定数より少ない手数で戦闘を終了させるかが鍵となっている。
手数が規定数を超えてしまっても経験値はもらえるが、
ゲームをクリアするための勾玉は、
規定数を下回った時にしか入手できない。
そして、自分の作ったスコアが、次の戦闘での目標になり、
今度は、その記録を更新しないと勾玉がもらえなくなるのだ。
パズル風な戦闘でも、クリアのパターンが多様で、
主人公や戦闘の手助けをしてくれるパートナーが、新たな能力を得ることで、
一気にスコアを縮めていくのが爽快であった。

スーパーファミコンが、ハードとしては、ほぼ終わりを迎えていて、
当時の私も、サターンやプレイステーションで遊ぶ時間が増えていたが、
このゲームでは、久々に家のスーパーファミコンをフル稼働させた記憶がある。
1回目は、普通にゲームをクリアするために、
そして2回目は、パートナーを救うために。

開発は、前年にヒットを飛ばした「ポケットモンスター」と同じ所だ。
ポケモン以前にも、ファミコンで「クインティ」という、
楽しいシステムのゲームを開発していたこともあって、
発売前から、個人的には注目していたのだが、
このゲームは、あまり話題になることもなかったのが、非常に残念であった。
知り合いに薦めたりもしたが、
同じ月に「ファイナルファンタジー7」が、発売されるということもあって、
あまり遊んでもらえなかったのも不運であった。

今でも遊べる名作として、
これもぜひ、
Wiiのバーチャルコンソールに入れて欲しい1本である。