おばあちゃんのnintendogs日記

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マリーのアトリエ

1997年6月、私はこのゲームの攻略に、ほぼ1ヶ月を費やしていた。

マリーのアトリエ ~ザールブルグ錬金術士~」は、
1997年5月にプレイステーションのソフトとして発売された。

王立魔術学院始まって以来の劣等生マリーを
5年間で、きちんと卒業させるのがゲームの主たる目的である。
町の外で材料となるアイテムを採集し、
お店兼工房となっている自宅でアイテムを作成し、
図鑑のページを埋めていき、
高ランクのアイテムを作成することが、卒業の条件となる。

町の外での活動には、護衛の傭兵を雇わなければならず、
資金が少ない最初のうちは、四苦八苦していた。
錬金術士としての経験も浅く、
苦労して材料を集めても、
アイテムの作成に失敗することがしばしばあり、
本当に5年で何とかなるものかと疑ったくらいであった。

予想通り、最初の5年を落第したが、
失敗を重ねるうちにプレイヤーの方が学習し、
資金の少ない序盤は、外出から直接帰宅せず、
近くの森で1回だけ採集して帰るなどの工夫をしたり、
重要な局面では、セーブ・リセットも辞さず、
劣等生だったマリーも賢者になったり、勇者になったりして、
白紙だった図鑑のページもすべて埋まった。

このゲームそのものも思い出深いのだが、
実のところ、最も記憶に残っているエピソードは、
このゲームを遊んでいる最中にプレイステーションが壊れて、
修理に出すことになってしまったことだ。
しかし、1週間の修理期間が待ちきれず、
修理に出したその足で、もう1台プレイステーションを買って、
この「マリーのアトリエ」を遊び続けたのだった。

当時すでに我が家には、スーパーファミコンが2台あったせいか、
夫も息子も別段驚くこと無く、冷静に受け止めていたのを覚えている。