新之助の天敵である、母の曾孫が、 保育園に通うようになってから、 凄く聞き分けが良くなった。 そのせいで気がゆるんだのか、 母は、いつも棚の上に隠しておくDSを このところ、よく机の上に置きっぱなしにしては、 曾孫に見つかってしまっている。 見つか…

1994年、このゲームは、スーパーファミコンで チュンソフトのサウンドノベルシリーズ第２弾として発売された。 私は、怖い話が苦手である。 だから、シリーズ第１弾の弟切草は、遊ぶことが出来なかった。 しかし、いくら怖くても、殺人事件とか探偵物となれ…

台風に刺激された秋雨前線の影響か、 東京地方に大雨が降った。 母の家でも裏口から浸水し、 知り合いの大工さんが、土嚢を積んでくれたそうだ。 一夜明けたら、今度は、あちこちから お見舞いの電話がひっきりなしにかかり、 母は、その応対に追われた。 こ…

以前、無添加フードを食べた後の 新之助の劇的な変化について書いたが、 ：あれ以来、少しだけ言うことを聞くようになった気がする。 と、母は言う。 以前は、芸の名前を言っても、 知らん顔をしたり、 わざと遠くに行ってから芸をやったりしていた新之助だ…

母から、突然メールが届いた。 凄い一級になりましたよ これだけであるが、何を言わんとしているのかは、 容易に想像が付く。 ”やわらかあたま塾”で、初めて一級が取れたというのだ。 自ら”凄い”と言ってしまうところが、 母の凄いところである。 母は、言葉…

私の甥は、当時中学生だったが、よく遊びに来ては一緒にゲームで遊んだ。 私が熱中していたスーパーファミコンのウィザードリィを、彼も遊びたがったので、 私のデータの中に、彼のパーティーのデータを作ってやった。 私は、他のゲームの主人公には、よく息…

母は、よく新聞を切り抜く。 気に入ったスポーツ選手の記事や、 ちょっとした料理のコツなどを よく切り抜いて取っておく。 それ以外にも、これは誰かに見せたいとか、 色々な理由を付けては新聞を切り抜く。 この間は、脳を鍛える大人のDSトレーニングの 一…

ヒロシの愛犬、ジャックラッセルテリアの”トラ”と すれ違い出来るサービスが、もうすぐ終わる。 お笑いタレントのヒロシが好きな母に、ぜひ見せたいと、 電車に乗ってヒロシの犬とすれ違い出来る店へ行き、 スリープ状態のまま、母の所へ持って行った。 開い…

当時、ファミコンのデータを保存するための ターボファイルというものが売られていた。 ウィザードリィで、このターボファイルを使うと、 ロスト（消滅）からキャラクターを守るだけでなく、 ウィザードリィ２に育てたキャラクターを送ることが出来た。 全ス…

いつものように母の家を訪ねると、 その日は、珍しく、母が家の前で待ちかまえていた。 遠くから姿を確認して手を振ったが、 いつもなら、にこにこと手を振り返す母が、 その日は、心配そうにこちらを見つめていた。 どうかしたのかと尋ねたら、 開口一番、 …

機嫌が悪い子犬に食べさせると機嫌が良くなる という噂の無添加フード。 私が通信で贈ったその無添加フードを 母は、その夜、新之助に食べさせた。 食べ終えるやいなや、 あれほどしなかった芸を 次々と踊るように披露する新之助。 母の指示が待ちきれないよ…