おばあちゃんのnintendogs日記

ヤフーブログから引っ越してきました。

ゲームの思い出・ウィザードリィ(2)

当時、ファミコンのデータを保存するための
ターボファイルというものが売られていた。
ウィザードリィで、このターボファイルを使うと、
ロスト(消滅)からキャラクターを守るだけでなく、
ウィザードリィ2に育てたキャラクターを送ることが出来た。
全ステータスを最高値の18まで育て上げたキャラクターを送ると、
全ステータスが15のキャラクターを子孫として登録出来たのである。
忍者やロードのような上級職もしっかり受け継ぐので、
特に序盤が難しいこのゲームでは重宝していた。

しかしある時、疑問が生じた。
もし、ステータスの低い、老衰寸前のキャラクターを送ったらどうなるのだろう。
今までの経験では、子孫のステータスは、先祖より3低い。
では、先祖のステータスが3だったら子孫はどうなるのか。
私は早速実験してみることにした。

種族は元々のステータスが高いノームで、
職業はレベルの上がりやすい盗賊。
転職すると一気に5歳年を取ることを最大限に利用するために、
レベルを上げ、条件が整い次第転職を繰り返す。
ゆえに、キャラクターの名前は、てんしょく。

すっかりモルモットにされた”てんしょく”は、
地下1階のマーフィーズゴーストを相手に経験値を稼ぎ、
転職を繰り返して、あっという間に16歳から70代の老人になった。
レベルが上がるたびにステータスが下がるようになり、
生命力のステータスが3になったところで、
いよいよ転生させることにした。
その時点での”てんしょく”のステータスは、

力5 知恵4 信仰心8 生命力3 素早さ11 運6

そして、転生後の子孫のステータスは、

力6 知恵7 信仰心7 生命力6 素早さ13 運6

この実験の結果、転生の法則は一律にマイナス3などという
単純なものではないことを改めて知った私であった。
てんしょくが、若干の魔法を使えたことも
転生後に影響を与えたようである。
後に、親切な方から、転生の仕組みについて教えていただいたのだが、
その内容は失念してしまった。

そもそも種族には、特有の基本値がある。
ノームの基本値は、7、7、10、8、10、7だ。
キャラクター作成時には、
それに若干のボーナスポイントが加わる。
そう考えると、私が転生させたキャラクターは、
先祖を持たない普通のキャラクターよりはるかに弱く、
使えないヤツになってしまったのであった。