鎌倉
母が、唱歌「鎌倉」を歌っていました。
歌いだしてすぐに、歌詞がわからなくなったらしくて、
同じところばかりを繰り返していたので、
私が覚えている歌詞を教えたら、
:それは違うと思う。
と、母が妙に自信たっぷりに言うので、スマホで検索してみたら、
母の方が正しかったです。
私は、1番と2番をまぜこぜに記憶していました。
検索したページに、8番まで歌詞があったので、
全部メモ帳に書き写して母に見せたら、
2番までしか知らなかったと言っていました。
でも、私の記憶では、若いころの母は、
4番くらいまでは空で歌って聞かせてくれました。
そんなことを思っていたら、
そのメモを手にした母が、
:これはなあに?
と、不思議そうにしていました。
さっきまでのやりとりをもう忘れてしまったようでした。