母の日記・住人たちのアドバイス
;この町の人たちって変だわ。
ある時、母が、新之助を散歩させながら言った。
:アドバイスしてくれるって言うから、聞いてるのに、
何も言わないで行っちゃうのよ。
そう言う母の手元を、よく見てみると、なんだかタッチペンの持ち方が変わっている。
親指と人差し指で上からつまむようにして持っている。
鉛筆を持つようにして持った方が、やりやすいのではないかと尋ねた。
:そうやると、力が入りすぎて、新之助が痛がると思うのよ。
そうこうするうちに、また別の住人に出会う。
母は、メッセージを送る赤い矢印のマークをペンで押し続けている、
次のメッセージ画面が、現れたとたんに消えた。
母に、矢印マークを押しっぱなしにしているせいで、
アドバイスが聞けないのだと教えると、
:じわ~って押しちゃいけないってことね!
と、すっかり納得したようだった。
それ以来、住人の親切なアドバイスは、母の助けになっているという。
つい先日も、母は、
:新之助は、かわいいって近所でも評判になっているんだって!
と、楽しそうに教えてくれた。
ある時、母が、新之助を散歩させながら言った。
:アドバイスしてくれるって言うから、聞いてるのに、
何も言わないで行っちゃうのよ。
そう言う母の手元を、よく見てみると、なんだかタッチペンの持ち方が変わっている。
親指と人差し指で上からつまむようにして持っている。
鉛筆を持つようにして持った方が、やりやすいのではないかと尋ねた。
:そうやると、力が入りすぎて、新之助が痛がると思うのよ。
そうこうするうちに、また別の住人に出会う。
母は、メッセージを送る赤い矢印のマークをペンで押し続けている、
次のメッセージ画面が、現れたとたんに消えた。
母に、矢印マークを押しっぱなしにしているせいで、
アドバイスが聞けないのだと教えると、
:じわ~って押しちゃいけないってことね!
と、すっかり納得したようだった。
それ以来、住人の親切なアドバイスは、母の助けになっているという。
つい先日も、母は、
:新之助は、かわいいって近所でも評判になっているんだって!
と、楽しそうに教えてくれた。