母の日記・土佐犬?
その日は、母の家に着くなり、
母が、自分のDSを持ってきた。
;ねえ、シーソーの他にも何か増えるんでしょ?
と言うので、大会で勝てば増えるというと、
:ねえ、やってよ!
と、お願いされてしまった。
自分でやってみれば良いのにというと、
:やろうかなぁとは、思ったのよ。
と、言い訳しつつも、私にDSを押しつけた。
大会の画面になると、今回は勝利を確信しているのか、
逃げ出さずに横でじっと画面を見ている。
画面の中ではアナウンサーが、解説の犬飼さんにコメントを求めている。
いつものように
いい土佐犬ですね。
と、とぼけた事を言う犬飼さん。
シー・ズーです。
すかさず突っ込むアナウンサー。
ここまで、じっと画面を見ていた母が、
ふと、不安そうな顔になってこう聞いた。
:シー・ズーって、土佐犬だったの?
シー・ズーは土佐犬じゃないよと、教えながら、
予想外のリアクションに苦笑しつつ、
競技開始の合図を聞いたのだった。
母が、自分のDSを持ってきた。
;ねえ、シーソーの他にも何か増えるんでしょ?
と言うので、大会で勝てば増えるというと、
:ねえ、やってよ!
と、お願いされてしまった。
自分でやってみれば良いのにというと、
:やろうかなぁとは、思ったのよ。
と、言い訳しつつも、私にDSを押しつけた。
大会の画面になると、今回は勝利を確信しているのか、
逃げ出さずに横でじっと画面を見ている。
画面の中ではアナウンサーが、解説の犬飼さんにコメントを求めている。
いつものように
いい土佐犬ですね。
と、とぼけた事を言う犬飼さん。
シー・ズーです。
すかさず突っ込むアナウンサー。
ここまで、じっと画面を見ていた母が、
ふと、不安そうな顔になってこう聞いた。
:シー・ズーって、土佐犬だったの?
シー・ズーは土佐犬じゃないよと、教えながら、
予想外のリアクションに苦笑しつつ、
競技開始の合図を聞いたのだった。