母の日記・きのこ
新之助の散歩から帰ってきた母は、
新之助に呼びかけたが、
相変わらず無視されていた。
:もういいわ、1人で遊んでいなさい。
母は、そう言うとグッズ欄を開いた。
そこに並ぶアイテムに目をとめ、
:ねえ、「きのこ」ってなあに?
と、聞いてきた。
出してみればいいと私が言うと、
母は、グッズ欄からきのこを選んで
新之助に投げた。
夢中で飛びつく新之助。
きのこはボヨンボヨンと変な音を立てながら
転がっていった。
スーパーマリオブラザースで遊んだことがある人なら
すぐにそれとわかるのだが、
そんなことは知らない母は、
:それで遊んでなさい。
と言って、そのまま席を立った。
しばらくして、新之助が
きのこをくわえてこちらの方に来た。
遊んで欲しいのだろうと思って、
きのこを受け取って投げてやったら、
その様子を見ていた母が、
:新之助は、もう飽きたからかたづけてくれって
言いたかったんじゃないの?
と、言いながら首を傾げた。
母と二人でご飯を食べてあとかたづけをしながら
ふと、DSの画面を見ると、
そこに新之助の姿はなく、
きのこだけが、ぽつんと残されていた。
新之助に呼びかけたが、
相変わらず無視されていた。
:もういいわ、1人で遊んでいなさい。
母は、そう言うとグッズ欄を開いた。
そこに並ぶアイテムに目をとめ、
:ねえ、「きのこ」ってなあに?
と、聞いてきた。
出してみればいいと私が言うと、
母は、グッズ欄からきのこを選んで
新之助に投げた。
夢中で飛びつく新之助。
きのこはボヨンボヨンと変な音を立てながら
転がっていった。
スーパーマリオブラザースで遊んだことがある人なら
すぐにそれとわかるのだが、
そんなことは知らない母は、
:それで遊んでなさい。
と言って、そのまま席を立った。
しばらくして、新之助が
きのこをくわえてこちらの方に来た。
遊んで欲しいのだろうと思って、
きのこを受け取って投げてやったら、
その様子を見ていた母が、
:新之助は、もう飽きたからかたづけてくれって
言いたかったんじゃないの?
と、言いながら首を傾げた。
母と二人でご飯を食べてあとかたづけをしながら
ふと、DSの画面を見ると、
そこに新之助の姿はなく、
きのこだけが、ぽつんと残されていた。