おばあちゃんのnintendogs日記

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アドバンスド大戦略 -ドイツ電撃作戦-

私がメガドライブでこのゲームを遊んだのは、1993年1月のことであった。
近代兵器を使用するシミュレーションゲームには、
この5年前から、「ファミコンウォーズ」や「大戦略」で親しんでいたので、
難易度が高いと噂されていたこのゲームにも手を出してみたくなったのだ。

大戦略シリーズがファミコンウォーズと一番違っていたのは、
前のマップで活躍し生き残ったユニットが、
次のマップでまた使えるところである。
死線を潜り抜けたユニットは、他の同じユニットよりも少しだけ強くなる。
強ければまた生き残る確率も上がる。
そんな風に育ててきたユニットが、前線に取り残されていると、
作戦を変更してでも助けたいと思ってしまう。
助けたユニットは、次のマップで、また少し強くなる。

あの時も、手塩にかけて育てた戦闘機を
その強さゆえにちょっと無理をさせて、
絶体絶命のピンチに陥れてしまった。
私が育てた旧型の戦闘機より格段に性能の良い敵のユニットの攻撃を受け続け、
10機いた戦闘機も残り2機。
次の攻撃で部隊全滅は必至。

そのまま中断セーブして、永遠にそのままになった。

中断した時点では、続きを遊ぶ気満々だったのだが、
その晩、私は熱を出した。
そして、治るまでの数日間、
ゲームの続きが出来ないまま、ずっと続きのことを考えていたのに
体調が戻って、ゲームが出来るようになっても、
この続きを遊びたいとは思えなかった。
このゲームは、先に進むほど、難易度が半端なく上がっていく。
布団の中でそんなことばかり考えていて、
すっかりやる気を失くしてしまったのだ。

かくして、
発熱するほど夢中で遊んだという記憶だけが思い出となった。