おばあちゃんのnintendogs日記

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極限脱出ADV 善人シボウデス

先週発売された3DSソフト「極限脱出ADV 善人シボウデス」を買った。

謎の施設に閉じ込められた9人の男女が、
生死を賭けたゲームに挑む。
参加者の腕に装着された「バングル」と呼ばれる腕輪の表示する数値が、
ゲームによって増減し、数値が9になれば脱出できるが、
ゼロ以下になると、腕輪の装着者には、「死」が訪れるのだ。

現実なら耐えられないような設定だが、
そこはゲームの気軽さで、
時には協力し、時には裏切り、
ゲームの中の主人公は、幾度も死を迎えた。

一般的に、アドベンチャーゲームというものは、
そうやって幾度も試行錯誤を繰り返しつつ、
ハッピーエンドへのルートを探り出すものだが、
このゲームでは、その試行錯誤する作業そのものも、
ストーリーの中に組み込まれ、複雑な展開を見せる。
ある局面で裏切られた相手に対し、
同じ局面をもう一度プレイして、それを回避しようとすると、
今度は、こちらが一方的に相手を裏切る展開になる、
アドベンチャーゲームでは、よくある展開だが、
次の瞬間、ゲームの中の主人公が、
「ちょっと待て、さっきと違うじゃないか」と言い出して、
物語は、また違った展開を見せ始める。
ネタバレになるので、これ以上は語らないが、
アドベンチャーゲーム好きには、なるほどと思わせる展開が待っていた。

このゲームは、
2009年12月に発売された「9時間9人9の扉」の続編であり、
登場人物の中にも見知った顔が見られる。
ゲームの中で、前作のベストエンディングの後日談なども語られるため、
前作未プレイで、ネタバレを極度に嫌う向きには、
前作からのプレイをお勧めするが、
前作を全く知らなくても、充分に楽しめることも、言い添えておきたい。

発売から4日間で32時間35分プレイして、
辿り着いたエンディングは、9個のうち1個のみ。
ロックがかかったシナリオが、まだ多数存在している。
目的の場面までツリー表示されたアイコンからジャンプできるし、
途中の部分もスキップして早送りできるので、
繰り返し遊ぶストレスはほとんど無い。
同じ場面を延々と繰り返し攻略していたファミコンの頃を思うと、
便利な世の中になったものだと実感する。