おばあちゃんのnintendogs日記

ヤフーブログから引っ越してきました。

母の日記・母からのメール

これを書いているのは6/15だが、母にnintendogsを贈ったのは5/6のことである。
今まで書いてきたことも、これから書くことも、その5/6の出来事である。


母は75歳。一人暮らしをしているが、すぐ近く、いわゆるスープの冷めない距離には
私の姉が住んでいる。私は、それよりも少し遠いところに住み、主人の父親を介護している。
舅がデイサービスに出かける週2回、私は、母に会いに行く。
だから、舅がデイサービスから帰る時間までに家に戻っていなくてはならない。
ゲーム初心者の母、まだ自分の名前すら覚えていない子犬。
この一人と一匹を残して帰らねばならなくなったことは、
子犬にも母にも、申し訳ない想いだった。
しかし、nintendogsは、導入部がとても丁寧に作られている。
母が、画面のメッセージを読み飛ばすことなくプレイできれば、
何とかなるのではないかとも思った。
母は、携帯でメールが送れる。ビデオの録画予約も自分で出来る。
私は、呼びかけるときの声の調子を変えないことと、途中で辞めたくなったら
DSのふたを閉じてスリープさせること、
二日後の母の日に様子を見に来ることを告げて、母の家を出た。

玄関まで見送りに出てきた母は、不安げな私にこう言った。

 :犬をちゃん付けで呼ぶのは、おかしいと思うのよ。
  やっぱり、しんちゃんはやめて、新之助って呼ぶわ。

それから1時間もしないうち、帰宅した私の携帯に母からのメールが届いた。

   新之助はおすわりやりました
   わりとお利口です