ゲームの思い出・Ｆ－ＺＥＲＯ

１９９０年１２月、私はスーパーファミコン本体と
いくつかのゲームソフトを買った。
その中の１本が、この「Ｆ－ＺＥＲＯ」だった。
これまで遊んだことのあるレースゲームとは違う、
独特の操作感が、新しかった。
あまり上手くない私は、
他の車と接触しても比較的ダメージの少ない
赤い車を愛用していた。
特に、タイムアタックには、
ずいぶんはまって、やりこんだ。

しかし、一番の思い出は、
当時、家に遊びに来ていた子供たちが、
レースに熱中して、
コントローラーのボタンを
夢中で押し込むので、
すぐに、ボタンのゴムが切れてしまったことである。
子供たちが帰った後で、
コントローラーを分解してゴムを取り替えたり、
部品の間に挟まったお菓子のかけらを掃除するのが、
私の仕事だった。
当時は、引き出しに買い置きのボタンゴムを
たくさん入れていたものだった。