鯖を読む
先週は、母の87歳の誕生日だった。
姉は洒落たチュニックを贈り、
私は振りかけると涼しくなるというスプレーを贈った。
私が学生だった頃の母は、
既に40代だったが、
自分は35から年を取らないと言って、
アンケートにも常にそう答えていた。
最近の母は、年齢を聞かれると、
:もう90ですのよ。
と、鯖を読む。
それはお若く見えますねと、言われたい為なのだろうが、
若く見えるのは当たり前である。
まだ、87なのだから。
チュニックもスプレーも、母の評価はいまいちであった。
あと何年かして、母が本当に90歳になったら、
母は、また鯖を読むのだろう。
:もう100ですのよ。
と。
姉は洒落たチュニックを贈り、
私は振りかけると涼しくなるというスプレーを贈った。
私が学生だった頃の母は、
既に40代だったが、
自分は35から年を取らないと言って、
アンケートにも常にそう答えていた。
最近の母は、年齢を聞かれると、
:もう90ですのよ。
と、鯖を読む。
それはお若く見えますねと、言われたい為なのだろうが、
若く見えるのは当たり前である。
まだ、87なのだから。
チュニックもスプレーも、母の評価はいまいちであった。
あと何年かして、母が本当に90歳になったら、
母は、また鯖を読むのだろう。
:もう100ですのよ。
と。