おばあちゃんのnintendogs日記

ヤフーブログから引っ越してきました。

母の家計簿

母の家に遊びに行った時、
立て替えて買った品物の代金を清算して、
その分を母の家計簿に記入していると、
母がのぞき込んで、いつも同じことを言う。

 :私もあなた位の時には、熱心に家計簿をつけていたものよ。

しかし、母の家計簿は、大概2月の半ばくらいで毎年終わっていたことを知っている。

父が生きていたころは、家計の管理をしていたのは父だった。
毎月、必要な金額を父からまとめて受け取って、やりくりするのは母だったが、
だいたい3週間くらいで底をついてしまったそうだ。

父はケチではないので、
足りなくなったと言えば、またお金をもらえるのだが、
言い出しにくかった母は、足りないと言う代わりに、極端に不機嫌になった。
すると、察した父が「いくらあればいいんだ?」と言って、
母が言う金額を追加してくれたそうだ。

私は、亡くなった夫から、袋ごと給料を渡されて、
全部を管理するのが当然のようにやってきたので、
母もそうしてもらえばよかったのにと言うと、
父からそうしようかと言われたのを断ったのだそうだ。

 :だって、面倒くさいんだもの。かかるものはかかるのよ。

我慢したり、やりくりしたりすることには、無縁の母である。
1円まで細かく計算する私は、父に似たようだ。