いつも傍らに
最近、惚けが益々進んだ伯母の身の回りの世話は、
公的な支援に頼っている。
母も、以前は積極的に手伝っていたが、
自分の身の回りが覚束なくなって、
それどころではないという状態になってしまった。
私も、数日おきではあるが、手伝いに通っている。
母経由で、伯母に頼まれた用事も、出来る限り手伝うようにはしている。
以前、伯母がそうだったように、
母も、よく物を失くす。
:全部探したのよ。
という母を
おかしいねえ、と、なだめながら、
何故無くなったのかを推理して、
探偵のように見つけ出すと、
:えーっ、そんなところに?
と、驚く母。
先日も、無くなった家計簿を押入れの奥から発見した。
今年の正月に生まれた曾孫が訪ねてくるので、
居間の机の上にあったものを急いで押入れに押し込んで、
そのまま忘れてしまったらしかった。
失せ物を探し出してあげると、母は、必ず、
:あなたがいてくれて良かったわ。
と言う。
その言葉を聞くのが、近頃の私の喜びでもある。
公的な支援に頼っている。
母も、以前は積極的に手伝っていたが、
自分の身の回りが覚束なくなって、
それどころではないという状態になってしまった。
私も、数日おきではあるが、手伝いに通っている。
母経由で、伯母に頼まれた用事も、出来る限り手伝うようにはしている。
以前、伯母がそうだったように、
母も、よく物を失くす。
:全部探したのよ。
という母を
おかしいねえ、と、なだめながら、
何故無くなったのかを推理して、
探偵のように見つけ出すと、
:えーっ、そんなところに?
と、驚く母。
先日も、無くなった家計簿を押入れの奥から発見した。
今年の正月に生まれた曾孫が訪ねてくるので、
居間の机の上にあったものを急いで押入れに押し込んで、
そのまま忘れてしまったらしかった。
失せ物を探し出してあげると、母は、必ず、
:あなたがいてくれて良かったわ。
と言う。
その言葉を聞くのが、近頃の私の喜びでもある。