おばあちゃんのnintendogs日記

ヤフーブログから引っ越してきました。

大声をだして

最近、また少し耳が遠くなった母である。
伯母も、以前からかなり耳が遠い。
二人の間で会話は成立するのか、
ちょっと心配になったが、
伯母は、元々地声が大きいし、
母は、伯母を気遣って大声で話すので、
他の人と話す時よりも、
かえって、ちゃんと意思の疎通が図れる。
それでも、元々声の小さい母は、
大声を出すのに疲れて、
だんだん投げやりになっていくのだが。

他の人との会話だと、
母は、聞こえている部分を適当に解釈して話すので、
しっかり顔を合わせて会話しないと、
見当違いの答えばかりが返ってくる。
ぼそぼそと話をする孫との会話は、
ほとんど漫才のようである。
顔をみていれば、口の動きや前後の話題で、
的確に読み取ってくれる。

耳が遠かった父には、
しきりに補聴器を勧めた母だが、
自分が使う番になると、
あまり気が進まないようで、

 :あれは、うるさいから。

と言って拒否している。
大好きな秋川雅史のコンサートには、しっかりと、
通販で買った補聴器を持っていくのだが。

聞こえなくて良いこともあるようで、
夜中に近所で騒ぎがあってサイレンが鳴り響き、
姉たち家族が眠れなかった日でも、
熟睡できた母である。

自宅のチャイムと火災警報器の音は聞こえるようなので、
補聴器を作りにいくのは、
もう少し先になりそうな気配である。