少し前のことだ。
母が、例によって、のどが渇いていない
新之助にミルクをやった。
案の定、
新之助はたいして飲まない。
器になみなみと残されているミルクを勿体ないと思った母は、
:散歩に行けばのどが渇くはずよね。
と、ミルクの器を部屋に出したまま散歩に出かけた。
散歩で、ほどよくのどが渇いた
新之助と共に部屋に戻ってみると
ミルクの器が無くなっていた。
:泥棒が入ったのかしら!?
と、真剣に悩む母。
散歩などで部屋を出ると、
出しっぱなしのグッズ類は、リストに戻され、
食べかけの餌などの消耗品は、消費したことになるようだ。
私の説明を聞いて、
:泥棒じゃなかったのね。
と、一安心する母であった。