母の日記・禅問答
あの天敵がまたやってきた。
母の3歳になる曾孫だ。
棚の上で充電中の母のDSを発見した。
母は、
:あれは、おばちゃんが忘れていったのよ!
と、苦し紛れの言い訳をする。
:おばちゃんのだから、大事大事ね!
必死になだめる母。
何とか納得させて、別のおもちゃで遊ばせ始める。
しかし、気に入らないらしく、おもちゃを投げて暴れ始めた。
:悪い子するとピーポーが来るよ!
そう脅かす母だが、彼は動じない。
:おまわりさんきたら、めっていうもん。
困った母が、こう聞いた。
:Uくんは、怖い物って無いの?
すると、考え込んでいた彼がこう答えた。
:Uくんのこわいものは、Uくんのいちばんこわいものは、
Uくん!
母は、
:なんだか禅問答してるみたい。
と言って、頭を抱えていた。
母の3歳になる曾孫だ。
棚の上で充電中の母のDSを発見した。
母は、
:あれは、おばちゃんが忘れていったのよ!
と、苦し紛れの言い訳をする。
:おばちゃんのだから、大事大事ね!
必死になだめる母。
何とか納得させて、別のおもちゃで遊ばせ始める。
しかし、気に入らないらしく、おもちゃを投げて暴れ始めた。
:悪い子するとピーポーが来るよ!
そう脅かす母だが、彼は動じない。
:おまわりさんきたら、めっていうもん。
困った母が、こう聞いた。
:Uくんは、怖い物って無いの?
すると、考え込んでいた彼がこう答えた。
:Uくんのこわいものは、Uくんのいちばんこわいものは、
Uくん!
母は、
:なんだか禅問答してるみたい。
と言って、頭を抱えていた。