母の日記・子猫

ある時、母が子犬の新之助を眺めながらこんな話をした。

　：子供の頃、捨て猫を拾ったことがあってね。
　　飼いたいって言ったら、だめだっていわれてね。
　　それでも飼いたくて、部屋の押入に隠していたら、
　　鳴き声で見つかっちゃって、結局、
　　飼うことは出来なかったのよ。

その時拾った子猫のようすは、
今でもはっきりと覚えているそうだ。


小さい頃、私も、子犬が飼いたいと
だだをこねたことがあった。
その時、頑強に反対したのは、母であった。
どうせ面倒が見れないとか、家が臭くなるとか、
あらゆる反対の主張を投げかけられ、
諦めた私であった。

母も私も、nintendogsのおかげで、
幼い頃諦めた夢を少しだけ叶えたのだった。