母のお正月

暮れに遊びに来た曾孫が、
久しぶりに母のＤＳで遊びたがって、

　：他のソフトが遊びたい。

と言ったので、
母は、カードケースを探したが、
何処に行ったのか、見つからなかった。

年が明けて、改めて訪ねた時にも、
母は、

　：戸棚を全部ひっくり返したけれど、無いのよ。

と、話していた。

ずっと「細菌撲滅」しかやっていないので、
特に困ることはないのだが、
見つからないとなると気になってしまうようだ。

探しているカードケースは、
金属製の薄いものだから、
何処かに挟まっているのだろうと思うが、
中には「nintendogs」のカードも入っていて、
数年前の母ならば、大騒ぎになるところであった。

そのうち見つかるよと、
姉や孫たちから言われて、
母も、探すのをあきらめた。
これまでも、母の探し物は、
探すのを止めた翌日や翌々日に出てくることが多い。

そんな母の気分を変えようと、
最近私が書き散らしている３ＤＳの交換日記を見せると、
一番気に入ったのが、

　　お供えを　買わず　今年も絵で済ます
　　これがホントの　絵に描いたモチ

という、狂歌だった。
そういえば、
母も、正月のお供え餅は、
数年前から省略している。