おばあちゃんのnintendogs日記

ヤフーブログから引っ越してきました。

父のMii

3DSを持って母の所に遊びに行ってきた。
食い付いて来たのは、母よりも、
普段ゲームをしない姉の方だった。
前日にTVで見たとかで、

 :犬、見せて!

と、いつになく積極的である。
新しいnintendogsは、
3DSのカメラ機能と連動していて、
飼い主の顔を認識しているそうで、
私の子犬は、姉が画面を覗き込んでも、
不審そうにこちらを眺めるだけで、
いつものように画面に近寄ってこない。

それでも、

 :可愛いねえ。

と、母も姉も目を細めていた。
母は、しんのすけのことを思い出して、

 :どうしているのかしら。

と、言った。
最近は曾孫にまかせっきりで、
母は、ソフトの保管場所すら把握していないらしい。

その後、テーブルの上の湯飲みや急須を
3Dカメラで撮影してみたり、
ASゲームズの不思議な世界を体験した後で、
写真を使って姉のMiiを作ってみようという話になった。
出来上がったMiiは、
微妙に姉とは似ていなかったが、
本人的には満足したようで、

 :今度は、お母さんのを作ろう。

と、母の写真も撮っていた。
出来上がった自分の分身を見て、
母が、

 :お父さんのも作れないかしら。

と言い出したので、
仏壇から遺影を持ち出して、
父のMiiも作ってみた。
遺影が斜めを向いた顔だったので、
Miiは、顔パーツが中心に寄ったおかしな顔になった。
母の、

 :お父さんは、こんな顔じゃないよ。

という抗議を受けながら、
顔パーツの位置を調整していく。
いくつかのパーツを
母の希望通りに変更して、
ようやく、母の眼鏡にかなうMiiが完成した。

出来上がったMiiは、
3DSの画面の中を、自由に動き出す。
父のMiiが他のMiiとおしゃべりしているのを見つけて、

 :お父さん、ちっとも私に近づいてこないわよ。

と、文句をいう母であった。