目薬
数年前、母は、初期の白内障と診断された。
同じ頃、伯母は白内障で両眼を手術したのだが、
母は、手術を嫌がって、
絶対に目薬で治すと言っていた。
その日から、1日4回、
目薬をさすのが、母の日課になった。
1年ほど前、
「だいぶ良くなりましたから、目薬は1日3回でいいですよ。」
と、医師に言われたのだが、
1日4回が習慣になっていた母は、
医師の許可を得て、
そのまま毎日4回ずつ目薬をさし続けていた。
そして、つい先日、医師から、
「白内障がすっかり治りましたよ。」
と言われた母は、
:欠かさず目薬をさしていたからね。
と、嬉しそうだった。
何よりも、手術を受けずに済んだことに安堵したようだ。
すっかり治ったと言われた今でも、
やはり1日4回、目薬をさしている母である。
同じ頃、伯母は白内障で両眼を手術したのだが、
母は、手術を嫌がって、
絶対に目薬で治すと言っていた。
その日から、1日4回、
目薬をさすのが、母の日課になった。
1年ほど前、
「だいぶ良くなりましたから、目薬は1日3回でいいですよ。」
と、医師に言われたのだが、
1日4回が習慣になっていた母は、
医師の許可を得て、
そのまま毎日4回ずつ目薬をさし続けていた。
そして、つい先日、医師から、
「白内障がすっかり治りましたよ。」
と言われた母は、
:欠かさず目薬をさしていたからね。
と、嬉しそうだった。
何よりも、手術を受けずに済んだことに安堵したようだ。
すっかり治ったと言われた今でも、
やはり1日4回、目薬をさしている母である。