母の日記・厄介な事

先日、母が見せてくれた新聞記事に、
インターネット上でペット飼うゲームの話が出ていた。
「リヴリーアイランド」である。
私はMac使いなので、ネットゲームでは入り口で
やんわりと入場お断りをされることがしばしばだが、
「リヴリーアイランド」では、何とか、
島を持ち、リヴリーを飼う所までは進めることが出来た。
早速、母に報告すると、いつものように、

　：あんたもよくやるわねぇ。

と、呆れていた。
確かに、気軽に遊べる「nintendogs」と違って、
「リヴリーアイランド」には、いろいろと厄介な事がある。
餌をやらないと死んでしまったり、
敵が襲ってきてやられてしまったり。
ほのぼのとした画面とは裏腹なハードな世界が、
そこには、広がっていた。
そして、最も厄介なのが、
島の掲示板に貼られるチェーンメール。

　　これを15人に送らないと
　　一番好きな人に嫌われます。

などと書いてあって、笑ってしまったが、
もし、もらったのが子供だったらと考えると
無視出来ない気がした。
我ながら大人げないとは思ったが、
貼った相手は特定できるので、
早速、相手の島に乗り込んで、島の掲示板に書き込んだ。

　　先程は、私の島の掲示板に、書き込みをありがとう。
　　また、いつでも遊びに来て下さい。
　　いただいたメールの件ですが、
　　私の所でアンカーとさせて頂きました。
　　あのメールを貰っても、きっと
　　良い気持ちはしないと思うので。では。

翌日、もう一度、その島を訪ねてみたが、
私の「挨拶」は、思った通り、
掲示板ごと全文削除されていた。

母だったら、こういう厄介事には
我関せずで、完全無視を決め込む。
あれこれと手を出して厄介事に関わるこの性格は、
どうやら父親譲りのようだ。