おばあちゃんのnintendogs日記

ヤフーブログから引っ越してきました。

ゲームの思い出・HOME LANDβ版

思い出と呼ぶには、まだあまりにも新しく、恥ずかしい話なのだが。

”HOME LAND”は2005年、4月にインターネット専売で発売された。
6月末からは、普通にお店でも買えるようになったが、
私は、このゲームのβテストで、初めてのネットゲームを体験した。

製品版のHOME LANDは、ネットに繋がなくとも
かなりのボリュームがあるロールプレイングゲームであるが、
βテスト版の一人プレイは、序盤で終わってしまう。
その先を見るためにはネットに繋がなければならなかった。
そのために専用のアダプターも買い、準備は整っていた。

そして、βテストも後数日で終わるというある日、
舅は、朝からデイサービスに行き、
実家の母も旅行に行って留守だった。
家で一人きりになるのは、実に1年半ぶり。
今日しかないと思い立ち、ゲームキューブをネットに繋ぎ、
HOME LANDを起動した。

たくさんある世界の中から、
まだ新しい誰もいない世界を選んだ。
ほどなく、後から来たもう一人の方と出会い、
一緒に洞窟へ潜った。
オフラインで飽きるほど潜った洞窟である。
苦もなく、最深部の宝箱まで辿り着いた。
宝箱の中身もお金だと解っている。
相手の方が、”どうぞ”と譲って下さったので、
宝箱をあけて中のお金を手に入れた。
そして、振り返ると、相手の方が手を差し出していた。
そうか!山分けしようと言うわけか!
私は、素早く半額を金袋に入れて差し出した。

一瞬の間があった。

そして、相手の方が、こう言った。

 :いえ、手をつなぎましょう。

キャラクター同士の手繋ぎは、このゲームの肝である。
弱いキャラクターも手繋ぎで、パワーアップしたり
元々は使えない呪文が使えたりする。
二人で手を繋ぎ、相手の方が脱出用のアイテムを使用する間、
モニターのこちら側で、一人赤面する私であった。