ゲームの思い出・ドンキーコング
1981年、アーケードゲームとして世に出たこのゲームに
私が出会ったのは、大学を卒業して社会人になってからだった。
仕事場で、色々と凹むことがあった時、
同僚の女の子が仕事帰りにゲームセンターに誘ってくれた。
インベーダーブームは、とうの昔に去り、店内は閑散としていた。
二人でテーブルに向き合って、かわりばんこに遊んだのが
この”ドンキーコング”だった。
ゲームと言ったら、”ブロック崩し”か、”テレビテニス”しか
遊んだことがなかった私は、
上手く操作できず、転がってくる樽に追いかけられ、
あたふたと右往左往していた。
画面の中のキャラクターも、私と一緒に右往左往していた。
それが可笑しくて、笑っているうちに、
いつしか心が軽くなるのを感じたのだった。
同僚の女の子のほうは、手慣れた様子で、あっという間に
レディーを助け出して、ガッツポーズをしていた。
しばらくして職場を変わり、その子ともそれきり会わないが、
あの薄暗いゲームセンターの風景は、今でもはっきりと覚えている。
私が出会ったのは、大学を卒業して社会人になってからだった。
仕事場で、色々と凹むことがあった時、
同僚の女の子が仕事帰りにゲームセンターに誘ってくれた。
インベーダーブームは、とうの昔に去り、店内は閑散としていた。
二人でテーブルに向き合って、かわりばんこに遊んだのが
この”ドンキーコング”だった。
ゲームと言ったら、”ブロック崩し”か、”テレビテニス”しか
遊んだことがなかった私は、
上手く操作できず、転がってくる樽に追いかけられ、
あたふたと右往左往していた。
画面の中のキャラクターも、私と一緒に右往左往していた。
それが可笑しくて、笑っているうちに、
いつしか心が軽くなるのを感じたのだった。
同僚の女の子のほうは、手慣れた様子で、あっという間に
レディーを助け出して、ガッツポーズをしていた。
しばらくして職場を変わり、その子ともそれきり会わないが、
あの薄暗いゲームセンターの風景は、今でもはっきりと覚えている。