母の日記・新之助のお友達

月が変わった頃からだろうか、

　：お散歩に行ってもいつもの公園にお友達がいなくなったのよ。

母が、しきりにこう話すようになった。
母は、いつも決まった時間に新之助を散歩させている。
公園に行くのは朝、小さな子犬たちがいる時と決めている。
しかし、同じ時間同じ公園であるにもかかわらず、
公園に子犬がいなくなってしまったというのだ。

　：もう一つの方の公園に行っても違う犬がいるの。

私は、nintendogsで自分の子犬を他の子犬のいる公園に連れて行くことはほとんど無いので、
本当にそんなことになっているのか検証のしようがない。
そういえば、以前、月が変わったとたんに和室で蝉の声が聞こえるようになった。
そのような仕掛けの一つとして、公園にいる子犬の顔ぶれも変わったのかも知れない。

母は、新之助と仲良しの子犬が公園に来なくなってしまってからも、
誰もいない公園に通っているという。
公園に誰もいない時はフリスビーを投げて遊ぶと楽しいと教えたのだが、
母が、それを試したかどうかは定かではない。