おばあちゃんのnintendogs日記

ヤフーブログから引っ越してきました。

はいといいえ

RPGでは、よく見かける選択肢である。

 はい/いいえ

二者択一を迫る風でいて、実のところ、
一本道のゲームでは、どちらを選んでも結果は同じ場合がほとんどだ。
いきなりゲームオーバーになる「ゾイド」やパーティーが全滅する「ウィザードリィ
エンディングになってしまう「メタルマックス」などは、特殊な例であろう。

この、一見どちらでも同じ結果の問いかけに、
一度は全部逆の答えをしてみるというのが、私のプレイスタイルだった。
こまめにデータをセーブして、万が一取り返しのつかない事態に陥ったら、
リセットしてやり直すことが前提であった。
そうすることで、普通では見られない反応があったり、
違うメッセージが聞けたりするのが面白かった。

中には拒否し続けないと見られないものもあると知ってからは、
執拗に「いいえ」を繰り返したりもした。
その結果、「ドラゴンクエスト3」では、
お城に行きなさいと言う母親に反抗し続け、性格を頑固者に変えられてしまった。

ストーリーが分岐しないゲームだからこそ、
結果が同じ選択肢の扱いにセンスが現れると思っているので、
選択肢が、はい/まかせろ だったりすると、
それだけでちょっと嬉しくなってしまったりもした。

しかし、オンラインRPGというものが登場して、
失敗したらリセット、という手段が無くなり、
以前のように気楽に選択肢を選んでいると、
協力を断った相手が怒って去ってしまって慌てて後を追いかける羽目になったりした。
話が一本道故にゲームオーバーにはならないが、追いついた後も何となく気まずかった。

5年ほど前、「ドラクエX」のストーリーを一緒に遊んでいた仲間の一人が、
選択肢を必ず いいえ にする人で、
イベント中に、1人部屋から追い出された時は、笑ってしまった。
ムービーを最初から見直して、はい と入力して復帰するまで、
ずっと待たされたことも、今では懐かしい思い出である。