おばあちゃんのnintendogs日記

ヤフーブログから引っ越してきました。

Wii U幻想

義父の見守り介護をしていた数年前まで、
こんなゲーム機があったら良いのにと思っていた。

自分の部屋にテレビがあっても、
リビングで見ることを好んだ義父。
昼寝に席を立った隙に、
こっそりゲームを始めても、
すぐに目を覚ましてチャンネルを変えに来た。
映画と勘違いして暫く眺めていることも稀にはあったが。

コントローラに大きめのモニターがついたことで、
テレビを見たがる家族が現れた時には、
瞬時にゲーム画面を手元のモニターに切り替え、
そこまでのプレイをセーブしたり、
切りの良い所まで続けることができる。

何よりも、家族の目を盗んでこっそりとやっていた毎日の体重測定を
リビングのテレビにでかでかと映し出すことなく、
朝の情報番組を見ながら手元のモニターで出来るというのは、
すばらしいことである。

リビングのテレビでゲームをする時の悩みを
一気に解決できる新ハードだが、
もう、ゲーム中にチャンネルを変えたがる老人も、
RPGのセーブが待ちきれなくて、
ゲーム機の電源を切ろうとする夫も、
今は他界してしまった。
彼らが生きているうちに、
こんなゲーム機があったらと、
想像をめぐらすばかりである。