おばあちゃんのnintendogs日記

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二ノ国 漆黒の魔導士

二ノ国 漆黒の魔導士」は、昨年12月に発売されたニンテンドーDSソフトである。
他のゲームと一緒に購入したために、手付かずになっていたのだが、
3月の地震で、棚から落下してきたことを期に、遊びはじめた。

二ノ国」は、ロールプレイングゲームとしては、
初心者向けに難易度設定されているように思える。
町の中では、常にストーリーを進めるためにやるべきことが表示され、
進むべき方向も赤い矢印で示されている。
ストーリーの中で仲間になるモンスター、
二ノ国では、イマージェンと呼ばれているが、
その力を借りれば、イベントボスを倒すことにも、
さしたる苦労はない。

指示通りにするだけでストーリーはどんどん進んでいくので、
それだけでは、味気ないお使いになってしまうところを
上手く演出しているのが、ソフトに同梱されている本である。
マジックマスターと題されたこの分厚い本は、
こちらが本体でソフトが付録ではないかと思えるほどの存在感である。
こんなに固くてしっかりした装丁の本を手にするのは、何十年ぶりだろうか。
表紙にはめ込まれた飾りの意味が、ゲームの中で語られたり、
ゲーム中の指示で、幾度と無くこの本を開くことになるなど、
このゲームのプレイには欠かせないものであるが、
ゲームでは語られない部分にも、ゲームを進める上でのヒントが散りばめられていて、
攻略本ほどストレートではないが、良い匙加減の助言をしてくれる。

ゲームを遊ぶ前に攻略本を読むのは邪道だと思っている私も、
この本なら、遊ぶ前にもっとちゃんと読んでおけば良かったと思った。
携帯ゲームソフトでありながら、
携帯するには重過ぎる本を常に見ながら遊ばなくてはならない点で、
遊ぶ環境が限られてしまうという欠点はあるが、面白い試みだと思う。