おばあちゃんのnintendogs日記

ヤフーブログから引っ越してきました。

極・美麗アクアリウム~世界の魚とイルカ・クジラ達~

ニンテンドーDSの「美麗アクアリウム」シリーズ最新作を遊んでみた。
イルカやクジラが飼えた1作目、
深海魚が飼えた2作目、
今回は、それらを全部網羅した欲張りな作品である。

自由にサイズや温度設定を変更できる水槽が3個、
他に設定が変えられない川と海の水槽がそれぞれ1個ずつ、
合計5個の水槽が用意されている。
自由に水槽の大きさを変えられるのは嬉しいが、
何日もかけて繁殖を目指すには、
3個という数は、少なすぎる。
1つの水槽に入れられる魚の数は10匹までなので、
繁殖に成功すれば、
あっという間にいっぱいになってしまう。
温度や条件を変えられない川や海の水槽を合わせても、
一度に飼える魚は50匹である。
パッケージには「60種類が登場」と謳われているのだから、
せめて60匹を同時に飼えるスペースは欲しかった。
繁殖のためにつがいで飼うことや、
子供が生まれるための空きを作っておかねばならないことも考慮すると、
1つの水槽で一度に飼える魚の種類は僅かである。
苦闘の末に釣り上げたシロナガスクジラホオジロザメなど、
繁殖に成功した後も飼い続けたいものもいるので、
更に繁殖作業は進まない。

しかも、今回は、繁殖に成功しても、
水槽に飾る置物が増えるぐらいで、
飼える魚の種類は増えない。
魚の種類を増やすためには、
プレイヤー自身が、未知の魚を求めて
世界各地で釣りをしなければならないのだ。

釣りの臨場感を出すためであろうか、
釣りモードに入ってから、アタリが来るまでの間、
かなりの時間を費やす。
退屈しのぎに話しかけてくる釣人たちも、
バリエーションが少なく、
会話の内容も希薄で、2~3回見たら飽きてしまう。
タッチペンを使った釣りのミニゲームは、
はじめの数回こそ苦戦したが、
一度コツを掴んだら、後は単調な作業となってしまった。
釣りの後で釣人からもらえるカードは、
魚の飼育条件や好みの餌がわかって役に立つが、
水槽の魚を見るときに上画面に表示されれば、
餌やリの時などに更に便利になったことだろう。

多くの魚を釣ることで、
釣りができるポイントが増え、
飼える魚が増えていくというシステムは、
なかなかやりがいもあるのに、
細々としたところで不満がつのる惜しいゲームである。