ゲームの思い出・レンタヒーロー

私がメガドライブを買った動機のひとつになったゲームが
この「レンタヒーロー」だった。

主人公は、ピザの出前と間違えて注文した
「コンバットアーマー（ヒーロー変身スーツ）」をレンタルし、
依頼をうけてレンタヒーローとして活躍するのだが、
謝礼金のほとんどが、スーツのレンタル料と
スーツを動かすための電池代に消えるという、
実に「愉快」な設定のゲームである。

頼まれる仕事も、初めのうちはヒーローの仕事とは程遠いものだ。
電池代を節約するためになるべく変身せずにいるのも、
かえってリアルだったかもしれない。
私は、食堂の出前の仕事が好きだった。

しかし、話が進んでくると、ヒーローの身にも危険が迫り、
変身せずに町を歩いているといきなりやられてしまったりする。
そうした場合の入院費もたしか自己負担であった。
スーツのレンタル料が払えなくなるとそこで終わりであったが、
セーブを駆使して、なんとかエンディングを見ることが出来た。

このゲームを起動したときに流れる
いかにもな雰囲気のテーマソングが好きだったので、
クリア後も毎日起動して、
延々とテーマソングを聴いていた思い出がある。