母の日記・赤ちゃん
母に約束したので、DSのゲーム「赤ちゃんはどこからくるの?」を
母の所へ持って行って、一緒に遊んだ。
母が、遊びたがったのは、本編ではなく、
2人用の「コヅクリ」というゲームである。
男女2人のプレイヤーが、協力してケーキカットをすると、
ケーキの中から赤ちゃんが出てくるというゲームである。
:お父さんの誕生日を入れよう。
母は、男性の方のパーソナルデータを
亡くなった父のデータにしていた。
:あら、血液型だって、私、知らないわよ。
と母が言うので、
入院中はO型の血液を何本も輸血していたと教えたら、
:自分じゃ、A型だと言い張っていたけどやっぱり違ったのね。
と言って、笑った。
”今付き合っている人はいますか?”という質問に、
母は、元気よく、
:いいえ!
と答えた。
お父さんはどうなんだろう、と聞くと、
母が代わりに、
:いいえ!
と答えた。
母は、いざゲームを始めるだんになって、やっと気づいたように、
:死んだ人との相性は、はかれないんだね。
と言った。
父の代わりに私が相手をしてみたが、
母と私の呼吸が全然あわず、
斜めに切られたケーキの中から産まれた子供の愛情度は
やっぱり、1%だった。
母の所へ持って行って、一緒に遊んだ。
母が、遊びたがったのは、本編ではなく、
2人用の「コヅクリ」というゲームである。
男女2人のプレイヤーが、協力してケーキカットをすると、
ケーキの中から赤ちゃんが出てくるというゲームである。
:お父さんの誕生日を入れよう。
母は、男性の方のパーソナルデータを
亡くなった父のデータにしていた。
:あら、血液型だって、私、知らないわよ。
と母が言うので、
入院中はO型の血液を何本も輸血していたと教えたら、
:自分じゃ、A型だと言い張っていたけどやっぱり違ったのね。
と言って、笑った。
”今付き合っている人はいますか?”という質問に、
母は、元気よく、
:いいえ!
と答えた。
お父さんはどうなんだろう、と聞くと、
母が代わりに、
:いいえ!
と答えた。
母は、いざゲームを始めるだんになって、やっと気づいたように、
:死んだ人との相性は、はかれないんだね。
と言った。
父の代わりに私が相手をしてみたが、
母と私の呼吸が全然あわず、
斜めに切られたケーキの中から産まれた子供の愛情度は
やっぱり、1%だった。