おばあちゃんのnintendogs日記

ヤフーブログから引っ越してきました。

無料体験版

無料体験版とは、上手い方法を考えたものだと思う。

無料の文字に飛びついて、
痛い思いをするのは、現実ではよく聞く話だが、
用心深いのが幸いして、
この年まで、そのような被害にはあったことはない。

しかし、ゲームとなれば別である。
無料で遊んで、楽しかったらその先は製品版を買ってくださいねと、
誘い文句に乗って遊ぶと、
大概のものは、面白くて製品版を購入してしまう。
今でこそ、ネットからダウンロードして、
手軽に無料体験版を入手できるようになったが、
以前は、その無料体験版のために、
電車に乗ってイベント会場まで出かけ、
数量制限で入手出来ず、などということもあった。

その体験版は、後に別のゲームのおまけ要素として配布され、
やはり、面白くて製品を買うきっかけにもなった。

ゲーム雑誌にソフトが付属していたこともあった。
気に入ったらインターネットでキーを購入すれば、
そのまま残りを遊べるというふれこみだったが、
その時点で、我が家はまだネット環境がなかったので、
普通に製品版をお店に探しに行った記憶がある。

ゲームソフトは高価である。
それをわずかな情報やパッケージの印象だけで購入していたのだから、
今から考えると無茶なことをしていたものである。
そんな時代の無料体験版は、面白いゲームだからこそできた商法だった。

最近は、すっかりお試しが定着して、
苦手なアクションゲームなどは、
それで雰囲気だけ味わって満足するということもある。

少し前にダウンロードした「BRAVELY SECOND」の無料体験版が、
無料のままアップロードされた。
これまでのものも、何時間も遊べるボリュームだったが、
ストーリーやおまけのムービーが追加され、
もはや体験版とは思えない容量になっている。
無料は、どこまで進化するのか、見守りつつも、
結局買う羽目になるのではないかと、
今から懐具合が心配になっている。