ポケットモンスター ハートゴールド

ゲームボーイで「ポケットモンスター金・銀」を遊んだのは、
１９９９年の１１月だったから、
今から、ほぼ１０年前のことになる。
１９９６年２月に発売された「ポケットモンスター赤・緑」の続編として登場し、
新ポケモンが増えた以外にも、
朝・昼・夜で出現するポケモンが変わったり、
タマゴからポケモンを育てられるようになるなど、
ポケモンの遊び方を広げてくれた思い出深い作品である。
タマゴを産ませるために、
ほとんどのポケモンに♂♀の区別ができ、
前作の「赤・緑」から転送されたポケモンにも、
自動的に♂♀のしるしがついた。
相棒としてずっと可愛がっていたカメックスが、
実は♀だったと分かった時に、息子が受けた衝撃は、
今でも記憶に新しい。

そのリメイク版であるＤＳ「ポケットモンスター　ハートゴールド・ソウルシルバー」が、
先週土曜日に発売された。
１０年前に「金」を遊んだ私は、今回「シルバー」を希望したが、
１０年前と同じ「銀」にこだわる息子に譲る形になった。
そして、互いに１０年前と同じポケモンを
最初の３匹から選んで遊び始めた。
１０年前の記憶を辿りながら、
変わったところや懐かしいところを
ひとつひとつ確認するように進めている。

今回新たに加わった要素もある。
預けたポケモンを万歩計の中に読み込んで、コースを選び、
一緒に歩いた歩数によって、
経験値が稼げたりアイテムがもらえたり、
時には、ポケモンが増えたりする、
「ポケウォーカー」というのが、ソフト１本に１個ついてくる。
ポケモンで遊ぶ時間が無くてレベル上げもままならない時や、
進化までは戦う術の無いコイキングを育てるには、
なかなか便利かもしれない。
歩数データは７日分保存可能で、
それ以上の分は合計歩数として保存される。
ソフトと通信すれば、入っているポケモンの日記が読め、
合計歩数が増えるほど、散歩のコースも増えていく。
ポケウォーカー同士の通信も可能で、
その様子も日記に反映されていくらしい。

たくさん歩けばポケモンもご機嫌になるらしいが、
外出しなかった日曜日、私のコイキングは、
すっかりふてくされていた。