光と闇の姫君と世界征服の塔

Ｗｉｉウェアのゲーム「光と闇の姫君と世界征服の塔」を遊んでみた。
昨年、同じくＷｉｉウェアで発売された「小さな王様と約束の国」と同じく
ファイナルファンタジークリスタルクロニクルシリーズとして、
ゲームの中の世界観を共有している。
前作「小さな王様と約束の国」のセーブデータがあると、
ちょっとした連動もある。
遊ぶには、インターネットに接続したＷｉｉと、
１０００ポイント（１０００円）のニンテンドーポイントが必要である。

ジャンルはＲＰＧと表示されているが、
タワーディフェンスと呼ばれるタイプの
パズルアクションゲームという印象が強い。
プレイヤーは、魔王となって、
塔の最上階にあるダーククリスタルを
攻め込んでくる冒険者達から守るというゲームである。
塔に様々なワナやモンスターを配置し、
冒険者たちを迎え撃ち、
全て撃退することができれば、１面クリアであるが、
撃退に失敗しても、
塔が派手に崩壊するシーンこそ流れるが、
特にペナルティーは無いので、
試行錯誤しながら、何度でも挑戦できる。

ワナのフロアやモンスターを配置するには、
ＮＰ（ネガティブパワー）というポイントが必要であり、
使えるＮＰには限りがある。
ＮＰは、冒険者を退けると若干回復するので、
それを上手く遣り繰りしながら、
効率の良い配置を探すのが面白い。
面が進むほど難易度が上がっていくので、
目的を達成した時の達成感もまたひとしおである。

このゲーム、追加コンテンツとして、
塔全体の冒険者にダメージを与える魔法や、
ちょっと強いモンスター、
特殊なフロアなどを別売りで買うことができるのだが、
それらの助けを借りなくてもクリアできることを確認するため、
私は、あえて初期のデータだけでクリアしたので、
かなりの歯ごたえがあった。

初期投資だけでストイックに遊ぶのも、
追加コンテンツを利用しながら楽しむのも、
そこは、ユーザーのお好みでということらしいが、
思考型ゲームに自信のあるプレイヤーには、
ぜひ、追加無しの歯ごたえを味わって欲しいと思う。