おばあちゃんのnintendogs日記

ヤフーブログから引っ越してきました。

放課後少年

ニンテンドーDSのゲーム「放課後少年」を遊んでみた。
舞台になっているのは昭和50年代初頭の田舎町、
実際の私は既に子供ではなかった時代だが、
それでも、充分に懐かしさを感じられる部分が、
そこかしこに散りばめられている。

プレイヤーは、小学6年生の少年として、
放課後の時間を過ごす。
友達と暗くなるまで遊んでも良いし、
駄菓子屋の店先でゲームに興じても良い。
遊びに行く前に、宿題をするかしないか、
ちょっと悩んでみたり、
牛乳のあき瓶を拾ってお小遣いにしたり、
鉄棒や手すりすべりの練習をしたり、
強制はされないが、することはたくさんある。

限られた時間をどう過ごしたかで、
エンディングは様々に分岐する。
2周目以降限定の登場人物や、イベントもあり、
上達した鉄棒や集めたメンコなどの玩具も
引き継いだまま何周でも遊べるようになっている。

このゲームでは、当時のヒット曲もいくつか収録されている。
どれも懐かしい曲ばかりで、
私などは、パッケージ裏の収録曲リストを見て、
手に取った時点では、買う気が無かったこのソフトを
レジまで運んでしまったぐらいである。
歌が入った曲は、ゲームの中で、
テレビ放送をカセットテープに録音して聴くのだが、
録音の最中に家族の話し声が入って録音失敗というのも、
懐かしいエピソードだった。
ただ、私の子供の頃は、まだオープンリールだったが。

そういえば、ゲームの中では、
駄菓子屋のお菓子は、ほとんどが10円になっているが、
私が駄菓子屋に遊びに行っていた頃は、
ほとんどのお菓子が5円で買えた時代だったから、
どちらかといえば、
少年の親に世代が近いのかもしれない。

ゲームの中では子供として過ごしていても、
実は、少年の親の気持ちの方に、
いたく共感してしまい、
特に、2周目以降のエピソードでは、
すっかり親目線になって、
要らぬ心配ばかりしてしまったのだった。