ゲームの思い出・セガガガ

ゲームをすることで思い出すゲームがある。
私にとって「セガガガ」は、そういうゲームである。

「セガガガ」は、ドリームキャストのゲームとして
２００１年に発売された。
ＲＰＧパートでスタッフを集めて、
シミュレーションパートでゲームを製作販売し、
一桁にまで落ち込んだドリームキャストのシェアを
１００％にするのが、このゲームの一応の目的である。
製作中はゲームのタイトルはわからないが、
無事に発売されると、ゲームのタイトルが表示され、
ゲームを進めていくと、セガのゲームを集めた図鑑が
完成していく仕組みになっている。

このゲームが発売される直前に、セガは、
家庭用ハード業務からの撤退を発表していた。
当時、感傷と共にこのゲームを購入し、
その内容に大笑いしたのを覚えている。

しかし、なんと言っても一番の思い出は、
ゲーム中、資金に困って、泣く泣く、
開発率７５％のゲームを発売してしまったことである。
意に反して、そのゲームはヒット作となったのだが、
このゲームをクリアしたあとも、
バランスの悪いゲームや
バグが残っているゲームに出会うと、
「セガガガ」を思い出して、
変に納得してしまう自分がいるのである。